令和の大改修
火災に見舞われながらも、奇跡的に残った本殿。
200年あり続けた建物を、次の100年も大切に受け継いでいくための令和の大改修に現在取り組んでおります。
令和7年(2025年)は御鎮座200年の記念の年にあたり、令和5年より本殿及び水垣修復工事(1期3年)その後唐門脇廊復元工事(1期3年)の事業完遂を目指します。
工事予定期間
・第1期工事(本殿改修工事)約1億7000万:今和5年11月1日~今和7年9月末ごろ
・第2期工事(唐門復元工事)約1億8000万:今和7年10月以降より
社務所にて復興事業の受付を致しております。
皆様の見守りとご協力が必要です。どうぞよろしくお願いいたします。
焼失前のお宮(火災の一年前平成16年)
放火による焼失
当社は平成17年(2005年)6月3日、心無い者の放火により、神社の拝殿、唐門、廻廊、楼門が全焼し、歴史的価値のある建物が大きな被害を受けました。
現在も多くの爪痕を残しています。
多くの方々に慕われ、人々の拠り所ともなっていた三柱神社。平成17年の惨事は、誰にも予想できなかったことでした。
焼け跡は神社関係者だけでなく、多くの方の心に様々な思いを深く刻みましたが、あれから拝殿の復元や、鳥居の修復等一歩ずつ、再建に向けて歩みを進めてまいりました。
再建に向けての大きな一歩 御神輿の復活
令和3年(2021年)。初めてのクラウドファンディングへの挑戦。驚くことに、200人を超える方々から、670万円を超えるご支援が集まりました。
あたたかな皆様のご支援に支えられ、焼失してしまった大切な「御神輿」を生まれ変わらせることができ、秋のお祭りを開催することができました。改めまして、心より感謝申し上げます。
このお神輿は、永代まで大切に受け継いでまいります。令和3年(2021年)は立花宗茂公再封400年目の記念すべき節目の年でした。そのような年に、皆様にたくさんのあたたかいお言葉や勇気をいただき、2025年の御鎮座200年に向けた再出発への決意をさらに強くすることができました。
火災に見舞われながらも、奇跡的に残った本殿を100年後にも繋いでいくために
三柱神社の神様の住まいである大切な本殿は、奇跡的に先の放火による被害を免れることができました。しかしながら、現在の本殿は本来の姿ではなく、屋根は雨漏りを防ぐために一時的に銅板の上にとたんを重ねている状態が長らく続いています。
火災に見舞われたことで、本来計画していた本殿の修復に取り掛かるより前に、焼失してしまった拝殿の復元や、鳥居の修復などに費用がかかり、手一杯となってしまったことが原因です。
200年受け継いできた本殿ですが、基礎周りから限界がきており、今のままでは「次の100年を超えられない」と言われています。もし地震が来たら倒れてしまうような、危うい状態です。
そこで今回、本殿とその周りの大部分が焼失してしまった水垣を改修するために再びクラウドファンディングにチャレンジし、567万円を集めることができました。
皆様からいただいた費用は、本殿及び水垣修復工事に充てさせていただきます。
三柱神社完全復活へはまだ長い時間が必要です。それでも皆様からお力をいただきながら、少しずつ前進をしてまいります。ご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
創建当時の三柱神社の姿
建てられた神社の本社拝殿、廻廊等の屋根は全て赤銅で葺き、楼門は特に精巧な作りになっており、藩をあげての建設工事だったことがわかります。
前述の資料によりますと、「この新しいお宮のために、大工が日光東照宮・厳島神社へ社殿の建築様式を視察しに行き、その構造のいいところを取り合わせて、創建当時の形に作った」ということが記されています。
実際に、火災に見舞われる前の三柱神社は回廊があり、本殿があるところは、厳島神社を参考に、楼門と唐門は日光東照宮を参考にされていました。
令和の大改修。進捗はこちら
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仮殿遷座祭を斎行いたしました。
本殿の修復工事に向けて、神無月の三十一日(晦日)の夕日の下(くだち)より、仮殿遷座祭を斎行いたしました。
仮殿遷座祭を斎行いたしました。
本殿の修復工事に向けて、神無月の三十一日(晦日)の夕日の下(くだち)より、仮殿遷座祭を斎行いたしました。