少しずつ秋の気配が深まる九月。
今月は、秋の夜空を明るく照らす「中秋の名月」と、季節の移ろいを告げる「彼岸花」をあしらった御朱印をご用意いたしました。
中秋の名月

秋の澄んだ夜空に浮かぶ月と、風にそよぐすすきをあしらった「中秋の名月」の御朱印です。
中秋の名月とは、旧暦八月十五日の夜に見える月のこと。古くから日本では、この頃の月を愛で、秋の実りに感謝する「お月見」の風習が大切に受け継がれてきました。
御朱印には、雲間に浮かぶ金色の月、その下に揺れるすすき、秋空を飛ぶ蜻蛉を描いています。
暑かった夏が少しずつ遠ざかり、空が高く、風がやわらかくなっていく頃。
静かな秋の夜に月を見上げる、そんな日本の秋の情景を一枚に込めました。
※令和8年の中秋の名月は9月25日です。
彼岸花(ひがんばな)

秋のお彼岸の頃になると、すっと伸びた茎の先に鮮やかな朱色の花を咲かせる彼岸花。
田畑のあぜ道や川辺など、日本の原風景のなかで古くから親しまれてきた秋の花です。「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」という美しい別名でも知られています。
御朱印には、秋空の雲と月を背景に、大小の彼岸花が並んで咲く姿をあしらいました。
葉よりも先に花を咲かせ、花が終わったあとに葉を伸ばすという、少し不思議な姿を持つ彼岸花。季節が夏から秋へと移り変わったことを、鮮やかな朱色で知らせてくれる花でもあります。
二つの御朱印を並べると、月、すすき、蜻蛉、彼岸花と、九月ならではの景色が広がります。
切り絵御朱印 水郷(すいきょう)

水と共に生きる、柳川。
町をめぐるお堀と、そこをゆっくりと進むどんこ舟。
水辺に垂れる柳、空に浮かぶ月。
柳川で昔から親しまれてきた風景を、一枚の切り絵にしました。
柳川の月は日本百名月に選ばれています。
細やかに切り抜かれた景色の向こうには、その場所の光や水、空の色が映り込みます。御朱印を手に、ぜひ柳川のまちを歩いてみてください。
お堀や空にかざすと、その日、その場所だけの「水郷」の景色が浮かび上がります。