神無月(十月)の御朱印

神無月(十月)の御朱印

秋の風が心地よく吹き抜け、少しずつ季節の深まりを感じる頃となりました。

境内にも秋の気配が漂い、自然の彩りが移ろう美しい季節を迎えています。

十月は、甘く香る金木犀、実りの秋を象徴する毬栗、そして三柱神社の秋季大祭「御賑会」を描いた、三種類の御朱印をご用意いたしました。

秋の訪れとともに、柳川の歴史や受け継がれてきた想いにも触れていただけましたら幸いです。

金木犀

秋の訪れを香りで知らせてくれる、金木犀。

小さな橙色の花を咲かせ、どこからともなく漂う甘くやさしい香りは、秋の深まりを感じさせてくれます。

今月は、そんな金木犀をあしらった御朱印をご用意いたしました。

こちらの御朱印には、金木犀の香りを添えています。

目で楽しみ、香りでも秋を感じる御朱印。参拝の思い出とともに、秋の香りもお持ち帰りいただけましたら幸いです。


毬栗

秋の実りを象徴する、栗。

栗は古くから縁起物として親しまれ、戦国時代には「勝栗(かちぐり)」が武士たちの勝利を願う食べ物とされてきました。

三柱神社の御祭神である立花宗茂公にも、栗にまつわる逸話が残されています。

宗茂公がまだ「千熊丸」と呼ばれていた幼少の頃。養父である戸次道雪公と山へ出かけた際、千熊丸は誤って栗のイガを踏んでしまいました。

あまりの痛さに家臣へ助けを求めますが、家臣はイガを抜くどころか、さらに深く押し込んだと伝えられています。

思わず叫び声をあげそうになった千熊丸。しかし、道雪公の厳しい眼差しを前に、声をあげることもできなかったそうです。

後に奇跡の旧領復帰を果たし、生涯無敗の武将として知られる立花宗茂公。その強靭な精神は、幼い頃からの厳しい教えによって育まれていったのかもしれません。

今月は、そんな宗茂公ゆかりの栗をあしらった御朱印をご用意いたしました。

秋季大祭「御賑会」

約二百年の時を超え、受け継がれてきた柳川の秋祭り。

三柱神社の秋季大祭「御賑会(おにぎえ)」。

初代柳川藩主・立花宗茂公、その妻・誾千代姫、そして岳父・戸次道雪公の三神をお祀りする三柱神社の秋季大祭です。

御神幸行列では、三柱の神々をお乗せした御神輿が柳川の町を巡り、福岡県無形民俗文化財「どろつくどん」の囃子山車や踊り山車が祭りを彩ります。

幾世代にもわたり、地域の人々の手によって大切に守り継がれてきた祭り。

今月は、御賑会の御神幸行列を繊細な線画で描いた特別な御朱印をご用意いたしました。

そこには、神々への感謝と、祭りを未来へつないでいく人々の願いが込められています。

柳川の歴史と人々の想いが息づく秋の風景を、御朱印とともにお楽しみください。


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