本殿の修復工事に向けて、神無月の三十一日(晦日)の夕日の下(くだち)より、仮殿遷座祭を斎行いたしました。
宮司の祝詞奏上の後、境内の明かりを消灯し、浄闇(穢れの無い暗闇)のなか、装束に身を包んだ奉仕者らが行列を組み、御祭神を神殿から仮殿へとお遷ししました。
御鎮座200年の当宮の歴史において、このように仮殿遷座祭を斎行いたしますのは初めてのことです。
私たち人の一生の中で必ずしも立ち会えるかどうかはわからない、
尊い文化財の100年や200年に一度の修復工事。
次世代に繋いでいくために必要なこの工事は、非常に大変なことではありますが、このような貴重な機会を担える奇跡を改めて実感いたしました。
改めて三柱神社完全復活へ向けて、頑張ってまいります。