境内には、涼やかな音色を響かせる風鈴棚が設けられ、夏の訪れを静かに告げています。
こちらは、中村建設様のご奉納によるもので、美しい景色と涼を添えていただきました。
また、七夕飾りは紙久様より奉納を賜り、境内が一層清らかに彩られております。
このたびの飾り付けには、地域の皆様、そして奉仕に携わってくださった方々にもご尽力いただき、心より感謝申し上げます。
併せて、旅館組合様主催の七夕祭りのご成功をお祈り申し上げます。
願いごとが天に届き、地域の皆様にとって実りある夏となりますように。
七夕の切り絵御朱印も登場
■願い短冊について
七夕は、年に一度、織姫と彦星が天の川で出会うというロマンティックな伝説に由来する日本の夏の風物詩です。その魅力は単なる物語にとどまらず、「願いを文字にする」という文化的な美意識にも深くつながっています。
七夕といえば、短冊に願いごとを書く風習が広く知られています。
筆を取り、心を静め、一文字一文字に想いを込めて綴る短冊。たとえ短い言葉であっても、その一筆には、自分自身の内面と向き合う時間が宿ります。
書かれた短冊は、風に揺れ、夜空へと想いを運びます。
七夕は、日本の文字文化、自然観、そして祈りの心が美しく融合した節句でもあるのですね。