一年の折り返しを迎えるこの月は、半年の間に知らず知らず積もった穢れを祓い、残る半年の無病息災を祈る「水無月大祓式」の季節です。
今月の御朱印は、神前に設けられる茅の輪と、雨に濡れて美しく咲く紫陽花をあしらいました。
古来より受け継がれてきた祓いの心と、初夏の彩りをそれぞれに込めています。
水無月大祓式(みなづきおおはらえしき)

一年の半ばを迎えるこの時季、「水無月大祓式(みなづきおおはらえしき)」を斎行いたします。
私たちは日々の暮らしの中で、知らず知らずのうちに罪や穢れを身に受けると考えられてきました。大祓は、その半年分の穢れを祓い清め、残る半年の無病息災を祈る、日本古来の神事です。
神前に設けられた「茅の輪」をくぐる風習は、疫病から人々を救ったという古い伝承に由来するとされ、茅で作られた大きな輪をくぐることで、災厄を祓い、心身を清めると伝えられています。
輪の先に続く参道は、これまでの半年を振り返り、新たな半年へと歩み出す道。
両脇に添えた瑞々しい若葉は、清らかな心で迎える新たな季節を表しています。
六月は、一年に二度しかない「祓い」の大切な節目。
どうぞ御朱印とともに、ご自身の歩みを振り返り、残る半年の平穏と実りをお祈りいただけましたら幸いです。
水無月大祓式は6月30日に斎行いたします。
紫陽花(あじさい)

雨に濡れ、いっそう美しく咲く紫陽花。梅雨の訪れとともに境内を彩る紫陽花は、水無月を代表する花のひとつです。
紫陽花は、一つの花のように見えながら、小さな花々が寄り添い合って咲いています。その姿は、人と人とのご縁や家族の結びつきを象徴するともいわれ、古くから親しまれてきました。
また、土の性質によって色を変えることから、変化を受け入れながらも美しく咲く花として、この季節ならではの趣を感じさせてくれます。
雨の日が続く季節だからこそ見られる美しさに目を向けながら、ゆっくりと神前に手を合わせていただけましたら幸いです。
今年も紫陽花の花手水を楽しんでいただける予定です。